「立ちゴケ」。
バイクに乗る者にしか発生し得ない現象の1つです(自転車にも起きますが、重量の関係であまり例がない)。
立ちゴケとは、おもにバイク走行中以外での転倒を指します。バイクがほぼ停まっているときにこそ、立ちゴケは起こります。
そもそも二輪って、タイヤがタテに2つ並んでいる乗り物。ふつうに考えて、倒れるのが当たり前です。でもそこにタイヤの駆動力がかかることで、車体が起き、転倒を免れる構造になっている。
つまり、取り回し時や停止時は、当たり前にバイクが倒れる。それが「立ちゴケ」です。
この立ちゴケ対策に、ちょうどよいバイクパーツがあります。「スライダー」というものです。
これをバイクに取りつけるか否か、その答えがいまだ出せない…!
[rakuten id=”auc-bigrow:10003284″ kw=”バイクグリップ アルミ削り出し アルマイトコーティング Slider Grip アルミ スライダー グリップ 汎用 直径22.2mm”]
↑↑↑人気&高評価スライダー↑↑↑
バイク乗りが恐れる“立ちゴケ現象”
バイクに乗る者なら、この立ちゴケの恐怖を最低でも一度は味わったことがあるはず。
これはバイク上級者にも起こりえるもので、単なる不注意から状況によるものまで、原因は多岐にわたります。
もちろん初心者には、さらに高確率で起こりえます。教習所なんかでは、立ちゴケ→起こす→立ちゴケ→起こせなくて教官を呼ぶ…みたいな現象が場内の至るところで見られます。
だって、バイクって金属の塊だから、重いし傾いたらなすすべがないんですね。
立ちゴケが“未遂で終わるか否か”は、そのときの運や疲労度、バイクの大きさ重さにもよります。
さて、ちょっとここで立ちゴケが起きやすい条件を探ってみましょう。
バイクでの立ちゴケが起きやすい状況
ふだん転倒しらずの上級ライダーでも、立ちゴケだけは100%防ぐことは難しいといわれています。
そのおもな理由が、こちら。
- バイク取り回し中にバランスを崩す
- 乗ろうとしてシートや金属部に足や服をひっかける
- 信号待ちで片足を着いたらそこに滑る何かがある(小石や砂、金属、水たまりなど)
- スタンドの立て忘れ&立て方が甘い&立てる場所がまずい(陥没など)
- 急激なブレーキ、エンストによるもの(=「握りゴケ」ともいう)
- Uターンで片足をついたときにバランスを崩す
- 駐車しようとした場所にわずかな勾配、亀裂などがある
- 暗くて視界の悪い場所に停める
- ライディング後の疲労によるもの、気の緩み
- 体調不良(めまいや睡眠不足など)
ざっと思いつくだけでも、これだけの理由&原因が…。
ライダーの初歩的な不注意&ミスも見受けられる中で、どうにも避けようのない状況など運によるものも。
じゃあ、この立ちゴケを避けるため、ライダー自身は何ができるのかというと…
バイクの立ちゴケ回避術
立ちゴケを未然に防ぐには、慣れや経験も大事だそうですが、以下を意識的に行ってみるのもいいかも。
- 取り回しの際は、腕力のみに頼らず腰にもたせかける(ごくわずかに手前側に傾ける)
- すべりにくい靴底のライディングブーツを選ぶ
- ちょっと傾いたらこまめに&即座に立て直す
- 駐車時、スタンドは最後までしっかり出す
- スタンドを出す先は固い地面(岩盤など)を選ぶ(草や砂利、泥の上は避ける)
- 乗り降りのときに高く足を上げすぎない(シートに沿わせるのがベスト)
- エンストやパニックブレーキを避ける
- Uターンのテクニックをマスター
- 疲労しすぎない、寝不足のときは乗らない
- いい加減な気持ちで停めない(意識を集中する、お喋りしながら駐車しない)
もしサイドスタンド下の地面が不安定(柔らかい土など)なばあいは、
[rakuten id=”ryukyumura:10000250″ kw=”レッド赤色バイク用サイドスタンドパッド”]
こんな携帯アイテムもありです(自宅駐車場にもOK)。出先で調達するなら、平らな石を事前に埋め込むなども有効。
またツーリングを無事終えて、気を抜いた瞬間に立ちゴケ、というのも“バイクあるある”。
「おうちに帰るまでが遠足」ならぬ、「バイクをしっかり停めるまでがツーリング」。
万一立ちゴケしてしまったら、周囲の交通の邪魔にならないよう、即座に引き起こしましょう。
交通量の多いところで倒すと、「恥ずかしさで火事場の馬鹿力が出せる」という証言もあり、平常時だと絶対起こせないバイクすら起こせることもあるようです。
(その逆で「焦りすぎて起こせない」というパターンもあるようなので要注意)
“スライダー取付”という選択
「それでも立ちゴケしちゃったらどうしよう!絶対に立ちゴケしたくない…!」というライダーさんには、「スライダー」という選択肢も。車種をほぼ選ばない汎用タイプや、各車種専用のものが多数出ています。
スライダー(slider)とは、文字どおり「滑る」の意味。バイクを倒したときに、車体へのダメージを減らすための、“あえて地面を滑らせる”パーツです。
素材やデザイン、サイズなどはまちまちで、取りつけ場所もフロントホイール、リアホイール、エンジンフレームなど、数ヶ所から選ぶことができます。
[rakuten id=”moto-jam:10066044″ kw=”DAYTONA エンジンプロテクター/CB1300SF・CB1300SB・CB1100(14年)”]
↑こういう長さのあるものも人気(ゴム系)。倒したときに地面と車体とのあいだに大きな空洞ができるのでイイというウワサです。
また、ハーレーなど大きく重いバイクのばあい、
[rakuten id=”auc-big-one:10734155″ kw=”エンジンガード エンジン バンパー ドラッグスター400 ドラッグスタークラシック400 ドラッグスター400クラシック DS400 DSC400″]
教習所のものよりは少し小ぶりなエンジンプロテクター(エンジンガード)なるものも出ています(こちらは車種別のパーツがほとんど。汎用のものはほぼないかも)。
こんなふうに、いろいろと立ちゴケ対策グッズは出ているものの…
スライダー取付への賛否
スライダーは、「不安ならつけたほうが良い派」と、「不安でもつけないほうが良い派」とに意見が二分していて、バイク初心者としてはどっちをとるべきか非常に迷います。
その理由は、以下の説によるもの(事実かどうかは不明)。
- 万一の際にひとりで起こせるので安心説(賛成派)
- 電気の流れが悪くなるかもしれない説(中立派)
- 走行中に転倒すると、車体の横滑りを助長し、さらに危険が増す説(反対派)
これらを教えてくれたライダーさんは、スライダーを着けていない人たちなので、憶測の域を出ないそうですが…
みなさん、立ちゴケしても「何食わぬ顔で起こす」とのこと、私のように「もし倒したら」という不安は少ないモヨウです。
私は1度だけ立ちゴケでバイクを起こせなかった経験があり(その場の条件的に)、そのときのショックから、「立ちゴケはなんとしても防ぎたい」派。
そんなわけでスライダー導入には今のところ意欲的ですが、うーん悩む…。
もし今後、取付の機会があればレポートしたいと思います。
[rakuten id=”auc-bigrow:10003284″ kw=”バイクグリップ アルミ削り出し アルマイトコーティング Slider Grip アルミ スライダー グリップ 汎用 直径22.2mm”]
コメント