「スロットルアシスト」(「アクセルアシスト」とも)。
アクセルグリップに取りつけて、手のひらで押し下げるとアクセルが開くという操作手抜きアイテムです。
これ、何が便利かというと、スロットルの開度を一定に保ってくれるところ。ツーリングなどで直線道路が続くときに、グリップをがっつり握り込まずにすむのがイイんですね。
前から「アクセルを握り続けるのってけっこう手が疲れるな…」と思ってたところ、その存在を知ってお取り寄せしました。
このスロットルアシスト、うっかりバイク売却の際グリップにつけっぱなしにしてしまい今は手元にないのですが、1年ほど使ってみた体感としては、「もっともミドル~ビッグスクーターに向いてるんじゃないかな?」っていう感じです。
そんなに高額なものでもないので、気になる方は1つ備えておくのもいいかも?
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スロットルアシストは怖くない!そのメリット
わたしも手に入れるまでは思ってました。「スロットルアシスト、めちゃくちゃ怖い」と。
「うっかりアクセルを開けすぎて、瞬時にスピードが出たらどうするんだろう」とか、「取り回しのとき手がうっかり当たって、そのままバイクに引きずられそう」とか、想像すると恐怖でしかなかったんですね。
で、愛用者さんにちょっとだけお借りしたんです。そしたら、「あれ?意外と危なくない」と気づき、お取り寄せに踏み切ったというわけです。
着脱がカンタン
スロットルアシストって、「一度取り付けたら着脱がめんどくさそう」みたいな感じにみえるんですが、これが意外とあっさりとつけ外しできる。
まず、造りがとってもシンプルなんです。工具とかネジとかいっさい不要。
調節の際は、アクセルを閉じる方向に(つまり奥側へ向かって)回すだけ。なので、アクセルOPEN時の延長で、うっかりおかしな位置に回りこんでしまうこともありません。
取り付ける際は、グリップにはめこむだけ。少し摩擦で抵抗感がありますが、1分くらいで取付完了です。
アクセルワークのみで済むスクーターこそ、このスロットルアシストが活かせると個人的には思ってます。
いっぽうMTは、ギアチェンジでアクセルを戻す動きが加わってくるので、人によっては操作のしづらさを感じるかもしれません(慣れだけど)。
ちょうどいい位置に取りつけが成功すれば、この上なく便利なツーリングのお供となってくれます。
このあたりの感覚的なものは、実際に使ってみないことにはわかりづらいので、もし身近に愛用者がいたら(着脱カンタンだし)、一瞬お借りしてみるのもいいかもしれません。
使い慣れないうちはドキドキしますが、そのうち慣れて「これ便利…!」ってハマることになるかも。
じつは使い方もカンタン
スロットルアシストを自分の使いやすい位置&角度に回して取り付けたら、ヘラ状の部分を手のひらで下方へ押すだけ。これだけでアクセルが開き、バイクが進みます。
ただ一番握り込むグリップのど真ん中に取りつけてしまうと、細やかな操作時にちょっぴり邪魔になってしまうので、少しグリップ外側へズラしての取り付けをオススメします。
そのズラし方もシンプルなもので、キュキュッと横滑りさせるだけでOK。そんなシンプルな着脱感なのに、かなりきっちりとはめ込まれ、外れたりズレてきたり、ということもないのがポイント。
ただし商品によってはグリップ径を選ぶので、グリップ交換している人は規格に合うかどうか注意が必要です。取りつけてみてユルい場合には、付属の調整ゴムをかませて対応できます。
スロットルアシストはここが惜しい!そのデメリット
細やかなハンドル操作やブレーキ操作の際には、あまり活躍の場のないスロットルアシスト。
具体的にどのあたりでデメリットと感じるのかは、以下のとおりです。
右左折時、ちょっとジャマに感じることも
カーブ時は、アクセル握り込みの角度を無意識に変えていることもあり、そんなときはヘラ部分に手を触れないようにするなど、注意が必要です。
ただし、これも“慣れ”で、使いこなせてしまえばなんてことないデメリットだったりします。
急ブレーキの際はちょっと焦るかも
しっかりグリップを握り込んでの操作が必要な急ブレーキ時、瞬時に手の位置をスライドさせなくてはならないので、ぼんやり走らせていると危険です。
人やクルマの飛び出しの多い街中や死角の増える信号のない十字路付近などでは、グリップの端のほうに寄せて使わないという手もあります。
大&小排気量バイクだと使いづらいケースも
高速道路など直線走行が多ければ多いほど、より便利になるスロットルアシスト。
なので、おもに街中用途で、さほどスピードを出さない小排気量タイプだと、かえって細やかなアクセルワークの邪魔になることも考えられます。
また逆に、トルクがあり、慎重な操作が求められる大排気量タイプだと、街中の操作時にはちょっぴり気をつかうかもしれません。
大排気量なら、高速道路に乗る前など「今から直線走行」という直前に取り出して装着するのもいいですね。スロットルアシストはコンパクトなので、ポケットにしのばせることもできます。
もちろん、これも慣れの部分が大きく、使い勝手などはユーザーの好みにもよるところ。
実際にスロットルアシストを使ってみて思ったこと
わたしが遠出の際、スロットルアシストで便利だと個人的に思ったポイントを挙げてみますね。
振動による手指の疲労が減る
手のひらで押し下げるだけでバイクが進むため、振動疲労が超激減します。
スマホと同じで、ずっと握り込んでいると肩や首の腱にまで影響が及ぶものですが、「手のひらが開いた状態でいられる」というのは、予想以上に大きなメリット。
また手のひらの厚みがない人は、夏のロングツーリングだと薄手のグローブで痛みを感じる日もありますが、押し下げ操作のみなら、その心配は無用。
また、手指のケガや関節の故障などで握り込みに支障があるときにも、一時的なお助けアイテムとして活用度大です。
手首が疲れにくい
アクセルワークは、手首のスナップを多用するもの。スロットルアシスト使用時は、手首の動きが激減し、体重を乗せる感じで操作できるので、長距離走行の苦痛が減らせます。
手の重みだけでもじゅうぶん前進できるんですから、この点はホント、便利というほかはないですね。
ほか、デザインで選ぶもよし
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多くのスロットルアシストは黒のマットな見た目で、「プラスチック感が気になる」という声も。
そんなときは、こういうカーボン柄をチョイスするのもいいかもしれません。ツヤ感&高級感をプラスできます。
また、
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こういった鮮やかなレッドで、アクセントカラーとしてあえて目立たせるのもかわいい。
そして別の形状としては、
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こんなふうに挟み込むタイプの、バー状のスロットルアシストもあります。
(↑アルミ削り出しで高級感もUP)
結論:「スロットルアシストは安定走行時にこそ活用度大」
スロットルアシストを1年間使ってみた結果、不安だった「うっかり操作でバイクが飛び出す」というミスは1度も起きなかったので、意外とそのあたりの怖さは解決されているようです。
ミドルスクーターでの遠出の際は、ほんとうにお世話になったアイテム。そこそこスピードの出ている安定走行時にこそ、活用しやすい便利グッズでした。
スロットルアシスト使用時は、それのみに手が触れてるわけではなく、ちゃんとグリップにも手が乗っている状態なので、思い切り回して猛スピードになってしまう、なんてことはありません。
バイクに慣れてきて緊張も解け、「もっとラクにツーリングしたいな」と思ったときに、取り入れてみるといいかもしれません。
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