雨続きの日は、バイクに乗れない…。しかし、それに反して募るバイク愛。
それをおさめるべく、そんな日はバイクにまつわる作品に触れることにしています。
たとえば、MOTO GP、雑誌、漫画、アニメ、映画、ドキュメンタリーなどなど。
そして現在、通算3度目となる「ばくおん!!」を視聴中です。(観すぎ?)
「バイクはバカにしか乗れん」という超絶名言を生み出した傑作。
しかも、観れば観るほどコアなバイク知識が増えていくありがたいアニメです。
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「ばくおん!!」でバイク人口は増えたのか?
バイクって、「よし!今日から始めよう」と乗り始めるのが難しい乗り物です。
でも、「アニメや漫画をキッカケにバイクに興味を持つ人が増えて、さらには日本中にバイクがあふれてくれたらなぁ…」というステキな未来予想図を描いたりもします。
そんなわけでこの「ばくおん!!」は、バイク人口爆上げの取っかかりになってくれるかも…と思いきや、冒頭からいきなりバイクに詳しい人向けのネタ満載な展開でした。
このアニメを最初にみたとき、わたしは50ccのスクーターに乗りはじめたばかりの頃。
「ばくおん!!」で次々と披露されるバイクネタが、まったくわからなかったんです。
でもわからないなりにみていると、「これはバイクに乗ってから観たら、すごく面白いのかもしれない」とも思いました。
で、免許を取得後にあらためてみてみたら、めちゃくちゃ面白かった。
なので、この「ばくおん!!」という作品は“現役ライダー”さんがもっとも楽しめるアニメかもしれません。
国内4大バイクメーカー&バイクづくりへのこだわりが垣間見える作品
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バイクの国内4大メーカーといえば、
- HONDA
- YAMAHA
- KAWASAKI
- SUZUKI
だけど、バイクメーカーの歴史やこだわりって、バイク好きにしか知られていないことが多いです。
でも、車の国内メーカーとカブってるものも多い中、また「あれ?この車メーカー、なぜバイク業界に参入してないんだろう?」という気づきもあったりする。
そういう小さなバイクにまつわるアレコレに気づかせてくれるのが、「ばくおん!!」なんです。
ほかにも、この作品はさまざまな気づきをくれます。
- なぜバイクに乗るのか?
- この世にバイクが存在しなかったら?
- 4大メーカーのこだわり
- 速い自転車vsバイクの敵対
- バイクは現実逃避の乗り物なのか?
- バイク乗り同士のライバル心について
などなど。完全お笑い路線なんだけど、いろいろ考えさせられるネタ満載なところがステキ。
そして、作品内には、そんなバイクの魅力を背中で語るフシギな人物が登場します。
謎めくおさげ女子、「来夢(ライム)先輩」です。
「来夢(ライム)先輩」は何者なのか?
つねに作中で白のSIMPSONヘルメットをかぶっている、バイク部所属の頼れる「来夢(ライム)」先輩。
「ライム」という名は、有名なKAWASAKIカラー「ライムグリーン」にちなんでおり、乗っているバイクは「NINJA ZX-10R」です。(コミックだと12R?)
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この人は始終、一言も発しない特殊なキャラクターとして登場(※筆談のみOK)。
バイク愛&バイク知識&ライテクがすごすぎて、「いったい何者なの…?」と観る者をとりこにする存在です。
設定では「女校長先生の旧友」ってことになってますが、それにしては年齢不詳すぎるし、おさげ髪&赤リボンだし、女子高生にしか見えないし。
しかもバイクレーサーだったという過去も明かされているから気になってしょうがない。
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ライム先輩の仮説その1:「バイクの女神」説
バイク部女子の守護神的存在「ライム先輩」ですが、わたしはバイクの女神なんじゃないかと思ってるんです。
というのも、主人公・羽音(ハネ)ちゃんを事あるごとに助ける、イエスキリストみたいな男性が出てきますね。
彼が作品の最後にみているバイク雑誌の閉じこみページ、あのセクシーな女性がライム先輩の素顔だと思うんです。
つまり、神様・イエスキリストの恋人だから「女神」。
イエスキリストもバイク愛がすごかったけど、ライム先輩も同じくらいのバイク愛の持ち主だったこと、また作品内で人外っぽい存在ってこの2人しかいなかったことを思うと、この2人、対をなす存在にしか思えないんです。
ってことは、もしかしたら2人は、若くして無念にもレースか二人乗りか何かでお星さまになった恋人同士で、ライム先輩は女子高生バイク部メンバーを支えるために現れた存在ではないかな?と。
若い女子たちが、キャッキャしながらバイクを楽しむその姿を後押ししてくれる人。実在であれば校長先生くらいの年齢に達していたはずが、若い姿のまま(というかコスプレ姿)で学校周辺に現れる。
そんな想像もありなのではないでしょうか(と無責任に持論を展開)。
ライム先輩の仮説その2:「パラレルワールド」説
ライム先輩は人間なのかどうかが定かではありませんが、もし人間であるとしたら、パラレルワールド(同時並行世界)が作品内で展開されている可能性もなきにしもあらずです。
というのも、ライム先輩は実際にかつてこの高校に在籍したのだけれど、バイクを愛するがゆえに、女子高生ライダーのまま生きようとした(女子高生ファッションへの強いこだわりから予想)。
そのためにパラレルワールドを実体化してしまい、現世ではママや校長先生になっている同級生たちとは交信しながらも、自分は若いままで、羽音ちゃんたちと仲良くバイク遊びを続けている。
つまり、バイク愛は時空さえ歪めると言いかえることができそうです(とめちゃくちゃ勝手に考察)。
そういえば先輩って、私生活がみえてこない。どこに住んでるとか家族構成とか、あまりに謎めきすぎてるので、もしかしたらタイムマシンで現世&過去世を行き来してるのかも(生身のまま)。
とにかく、ライム先輩はバイク乗りの女性&女子の出没する場には姿を現したがる生き物なのでしょうね。
ライム先輩の仮説その3:「留年OB」説
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実年齢そのままであるとすれば、ライム先輩は30代後半です。
(驚異のプロポーション&三つ編みのおさげ&赤ビッグリボンが気になるところだけど)
バイク部の復活を願いながら、なんらかの理由で10数年間留年し続け、超OBのまま、ずいぶん年下のメンバーたちと戯れることになった…という説。
そのなんらかの理由というのは、【悲願のバイク部復活を遂げるまで】なのかもしれません。
さらに、オモテ向きの留年の理由は、バイクに乗りすぎるあまり、出席日数や学業に響いた…ということにしてるかもしれない(というかそれしかなさそう)。
そんな魅惑のキャラクター・ライム先輩の考察をしながら、雨の日、3回目の視聴を無事終えたのでした。
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