「SHOEI Z7、いざ買ったはいいけど、内装を洗うときってどうしたらいいの?」
とお悩みの方に、わたしが初回扱いに手間取ったポイントをお伝えしたいと思います。
初めてZ7の内装パッドを触るときは、人によってはフルフェイスの構造自体がわからないこともあり、「壊したらどうしよう」と冷や汗モノのはず。
でも大丈夫。SHOEIだけに、そんなヤワにできていません。
「メッシュ表面だけをつまんでひっぱる」とかしなければ大丈夫!
このとおり、取説には外し方が図入りでのってるんだけど、
「説明書、読んでもよくわかんない…」
で敬遠する人も多いはず。もちろん一読は必要ですが、
じつは内装の外し方&戻し方って、実践あるのみだったりします。
1回目→2回目→3回目…と回数をかさねてゆくうちに、自然と上達していくもの。
ただ初回にかぎっては、「このパッド、どのくらいのチカラでどっち方向にひっぱればいいの?」みたいな戸惑いがあると思うので、その手順を追ってみたいとおもいます。
まず予備知識として、「Z7」の内装パッドには、こんなふうにやわらかいプラスチックの縁取りライナーがついています。
このライナーがヘルメットの内側の外周に埋め込まれてるんだけど、ヘルメットが真新しいうちは、このライナーを外すのにちょっぴり苦労します。
ただ、一度洗ってしまえば軟化するので、2回目からはラクに外せるようになります。ご安心を♪
それではいってみましょー!
↑↑↑わかりやすい公式動画をのせてみますので、ご参考くださいね↑↑↑
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SHOEI「Z7」の内装パッドの取り外し方
①チンガード(ある人のみ)
まずは、一番外側についているチンガード(つけてる人のみ)。
ヘルメット外周にそって、メッシュ生地の根元についてるライナーをひっぱります。
片手でヘルメットを抱え、もう片方の手で15~30度くらいの角度で内向きにひっぱると、どういうしくみでライナーが溝に埋まってるのか見えるはずです。
この小さなチンガードが外せたら、ほかのすべてのパーツも似たような構造なので、ここで成功すればあとはカンタン!
この調子で、ほかのパーツも同様にひっぱって外していきましょう。
②チークパッドまわり
頬まわりの、いちばん分厚く大きめのパーツ。(すごくイビツな形です)
まず3ヶ所がスナップボタン留めされてるので、これをパチパチ外します(けっこう硬い)。
そのあと、ヘルメット外周にそって、埋まっているライナーをひっぱりだしましょう。
ここは全パッドの中で、もっとも強力にライナーが埋まってる箇所。
腕力ない人は、手がプルプルに…!(私です)
これを外すと、自動的に外れてくるのが…
③イヤーパッド
耳あての小さなパッドが、イキオイで一緒に外れてくるかもしれません。見失わずに拾っておきましょう。
耳パッドは、円にそって4ヶ所のツメでかんたんに留まってるだけなので、外すのに苦労はありません。
④頭頂部まわり
いちばん面積の広い、頭頂部をふくむ中央パッド。
まずは後頭部にある、2ヶ所のスナップボタンを外しましょう。
そして、次にライナー外し。
「これ、ホントに取れるの?取れないんじゃない?」って思うほどピッタリと本体にはめ込んでありますが、大丈夫。これもすべてキレイに外れます。
試しにひっぱってみると、溝部分のしくみがどうなっているかチラ見えするので分かりやすい。
いかにも外れそうな方向を確認しながら外します(まあまあチカラが必要かも)。
⑤アゴひもカバー
これはカンタン。
スナップボタン1ヶ所で留めてあるだけなので、スライドさせて抜きとればOKです。
これで、すべての内装パッドが取り外せたのではないでしょうか。
肌や髪に触れている部分だけが取り外せるようになってるので、上のように、一部スポンジは残っててOK。
がらんどうのヘルメット内部も、ついでに除菌シートなどでお掃除しておくといいかも。
それにしても、「中ってこんなふうなんだ…」って感動しちゃいますね。
ヘルメット内側には、黒塗りの発泡スチロール。そのSHOEIならではの厚みに安心感をおぼえること間違いなしです。
丸洗い準備
さて、全部はずせたらお洗濯です。
洗い方にとくに決まりはないらしく、まわりにきいたところ、みなさんそれぞれに工夫している様子。
手洗い or 洗濯機派、洗濯洗剤 or 食器用洗剤 or ヘルメット専用洗剤派、さまざまです。
わたしは洗濯機洗い&手洗いどっちも派ですが、「どっちがとくに傷んだ」というのはなく、ただ脱水の有無で、乾きやすさに差があったくらい(頬まわりのパッドは厚すぎて内部が乾きづらい)。
洗濯機のばあいはパーツ紛失防止に、洗濯ネットに入れて洗ってます。
「髪が当たる部分のみシャンプー洗い」というこだわり派さんも存在するようです。
こすり洗いというよりは、押し洗い&揉み洗いのほうが効率よく洗えます(厚み上)。
雑巾しぼりは避けて、押ししぼりやタオルドライでしっかり水気を切ったら…
陰干し
直射日光のほうが早いけど、やっぱりここは陰干し。
日光で退色や傷みが出ると悲しいので…。
曇りでも、2日あればじゅうぶん。さすが、速乾をうたう「Z7」だけのことはある…!
内装パッドのヘルメットへの戻し方【難しいのは頬まわり】
「外したはいいけど、戻せない」問題。これ、よくありますね。
ふわふわに洗い上がったパッドを、外すときの逆順に戻していきます。
つまり、大きいパーツでいうと、
・頭頂部パッド→頬まわりパッド→チンガード(つけてる人)
※手順外:アゴひもカバー&イヤーパッド(どの段階でも着脱可能)
の順です。
いちばん厄介に感じるのが、頬周り(チークパッド)。コツは下の3つです。
1.左右の区別をつけること
チークパッドには左右の区別があり、裏側に「R1」・「L2」の小さな刻印が入っています。ただ、ヘルメットのどちらから見ての左右なのか、というのがまず合ってないといけないので…
Z-7をかぶった状態で、本人からみての左右(L/R)
にあわせて戻してみてくださいね。
2.スナップボタンの位置をみること
チークパッドのスナップボタンは3ヶ所です。ちょうどトライアングル型に配置されているので、向きなどはここで判断できそう。
3.本体に埋まっている白い固定パーツを探すこと
チークパッドの各ライナー両端には、特殊な切り欠き部分(=黄色正円)があります。
これを本体外周溝の中の白いパーツ(=黄色だ円)にはめこむ感じで取り付けていくと、最短で戻せます。
内装パッドのお洗濯の頻度
ヘルメット内装パッドの洗濯頻度って、ほんとに人によりけり。
「3ヶ月ごとに」「乗るたびに」「汗をかいたら」「夏場だけこまめに」「におい始めたら」「ふだんはファブリーズのみ」「ほぼ洗わない(←!?)」
などそれぞれです。
何が正解とかはないんだけど、やっぱり洗い水の濁り具合を目の当たりにして、ショックを受ける人も多いのだそうで…(笑)。
↑↑↑洗うとさっぱり快適↑↑↑
やっぱり汗はもちろんのこと、パッドにはホコリや排ガス、整髪量やシャンプーなどいろんな汚れが蓄積していくので、たまにリセットしないと繊維の奥にしみつき、落ちなくなってしまいます。
長期洗ってないときは、スポーツ衣料用洗濯洗剤とかで根こそぎ洗うのもいいかもしれません。
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ヘルメット内装、ヘタったら買い替え必須
ヘルメットって、「一度買ったらOK」みたいなとこあるんだけど、内装パッドだけは時間の経過とともにヘタり、衝撃吸収力が落ちていきます。
「ヘルメット、最近頭にフィットしなくなったな…」なんていうときは、もしかしたら内装パッドがぺちゃんこになってるかもしれません。
万一の転倒などの際に、「内装パッドがヘタって機能してなかった…」なんてことにならないよう、クッション性はたまにチェックし、買い替え時期を検討するのもいいかもしれませんね。
Z7ヘルメットの内装は、作りが複雑で扱いも面倒ではあるんだけど、慣れて手早く着脱できるようになると、予想外にその手間が楽しくなってくるものです。
「バイクはピカピカだけど、ヘルメットはベタベタ」というのもヘンな話なので、車体と同じくらいの愛情でケアしてあげましょう。
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