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バイク用くるぶし保護ブーツの選び方|街乗り通勤におすすめの一足

バイク用くるぶし保護ブーツの選び方|街乗り通勤におすすめの一足

通勤で毎日バイクに乗る20代から40代のあなたに向けて、街乗り通勤用ブーツの選び方とおすすめ7モデルを比較します。スニーカーでは守れないくるぶしを保護しつつ、朝晩の脱ぎ履きでストレスがたまらない実用性も外せない条件です。街乗り通勤のバイクブーツは「くるぶし保護+脱ぎ履きやすさ+3年コスト」の3点で選ぶと失敗しません。

  • ミドルカット+サイドジップ防水:通勤バランス型の本命
  • BOAダイヤル内蔵スニーカー型:脱ぎ履き優先派の最適解
  • 1万2,000円エントリー:3年買い替え前提の入門枠
  • 2万5,000円ミドル:補修部品ありで5年から7年使う長期派
  • カット高だけで安全性を判断しないこと
目次

街乗り通勤バイクブーツの3つの判断軸

街乗り通勤バイクブーツの3つの判断軸のイメージ

通勤ブーツ選びの3軸

街乗り通勤のブーツ選びでは、ツーリング用やレース用と同じ基準で考えると失敗します。月40回以上脱ぎ履きする前提では、足首をガッチリ固定する硬いハイカットは負債になります。読者の生活サイクルから逆算した3つの判断軸で絞り込みます。カット高だけで安全性を語る記事は実態を反映していません。くるぶしを覆う高さと内蔵プロテクター素材の二条件を満たせば、ローカット寄りのモデルでも街乗り通勤では十分に機能します。

通勤バイクブーツは「くるぶし保護+脱ぎ履きやすさ+3年コスト」の3点で決まる。

くるぶし保護の最低ラインを正しく見る

くるぶしを覆う部分の素材と高さが両方そろって初めて、転倒時の打撲リスクを下げられます。布地だけで覆っていても衝撃吸収にはつながりません。

公式情報

警察庁の二輪事故分析では、転倒時の負傷部位として下肢(足首・脛・足部)が全体の約30%を占めると公表されています。胸部や頭部の保護に意識が向きがちですが、足部の保護も同等に重要です。出典: 警察庁公式バイクストレージ

くるぶしを覆う高さの数値目安

外くるぶしから上に最低3cm、できれば5cm覆われる設計を選びます。スニーカーのハイカット表記は4cm程度のものが多く、これだとくるぶしの上半分しか守れません。ライディングシューズの「ミドルカット」表記は外くるぶし全体+アキレス腱下部を覆う5〜7cm前後が標準です。

店頭でフィッティングする際は、靴を履いた状態で外くるぶしの上端に指を当て、くるぶしの上端から靴のフチまでの距離を測ります。指1本(約1.5cm)以上余裕があれば合格です。指がはみ出すならミドル以上を再検討してください。

カット高は数字だけで判断せず、実際に履いて足首を内側に倒す動作(左コーナリングを想定)でフチの圧迫がないか確認します。圧迫がある場合は1時間の運転で足首痛が出やすく、結局スニーカーに戻る悪循環につながります。

内蔵プロテクターの素材で選ぶ

外側からは見えませんが、くるぶし位置にはウレタンクッションか樹脂カップが内蔵されています。ウレタンは軽くて日常履きに向き、樹脂カップはスポーツ寄りで衝撃分散性が高い設計です。街乗り通勤ならウレタン+ハードシェル併用タイプが歩きやすさと保護の両立で扱いやすいです。

各メーカーの製品ページでは「アンクルプロテクター」「サイドプロテクション」と記載されています。プロテクター素材が明記されていない商品は、量販店向けの簡易モデルである可能性が高く、衝撃試験データが公開されていないことが多いです。

欧州のCE規格(EN 13634)に準拠したプロテクターを内蔵するモデルは、衝撃試験の合否が明確で安心感があります。輸入ブランド(elf、フォルマ、SIDI等)はこの規格対応モデルが多く、製品ラベルに「CE Level 1」「CE Level 2」と表記されます。Level 2のほうが上位ですが、街乗り通勤ならLevel 1で十分です。

脱ぎ履き頻度から逆算する開閉機構

競合記事は安全性ばかり強調しますが、通勤での実体験では「毎朝の脱ぎ履きが面倒で結局スニーカーに戻った」という挫折パターンが多いのが現実です。開閉機構の選択は通勤継続率を左右します。

通勤者の体感メモ

朝晩2回×週5日で月40回、年間480回の開閉になります。安価な樹脂ファスナーは年200回前後で破損する報告が、価格.comやみんカラのレビューで散見されます。出典: 価格.com バイク用靴・ブーツ

サイドジップ系の特徴

サイドジップは見た目がスマートで脱ぎ履きも速い反面、ファスナーが消耗品です。金属YKK製を採用したミドルクラス以上を選ぶと長持ちします。樹脂ファスナーの量販店モデルは初期投資は安いものの、ファスナー破損で寿命が決まる傾向があります。

ジッパー部分は雨水の侵入経路にもなるため、防水を謳うモデルでもジップ裏に止水フラップが二重になっているか確認します。フラップ二重構造は商品説明文に「内側ガセット」「ストームフラップ」と表記されることが多いです。

サイドジップは内側についているか外側についているかでも使い勝手が変わります。内側ジップはバイクのフレームとの干渉を避けやすく、外側ジップは脱ぎ履き動作が自然です。通勤距離が短く脱ぎ履き優先なら外側、ツーリング併用も視野に入れるなら内側を選ぶと運用が安定します。

BOAダイヤル系の特徴

RSタイチの一部モデルやスポーツ系で採用が広がっているBOAダイヤルは、片手で締緩できる利便性が大きな利点です。グローブをしたままでも操作でき、信号待ち中の微調整も可能です。ワイヤー切れの修理パーツが供給されているメーカーを選ぶと、長期所有でも安心できます。

一方、BOAは見た目がスポーティになりがちで、職場のドレスコードが緩めの環境向きです。スーツ通勤の人はサイドジップのレザー調モデルの方が違和感は少ないです。

BOAダイヤルは「IP1」「H4」などのグレード表記があり、IP1は微調整型で締めるほうのみ無段階、H4は両方向に締緩できます。通勤での頻繁な脱ぎ履きならH4タイプを選ぶと、ワンタッチ解放ができてストレスが減ります。商品仕様欄でグレードを必ず確認してください。

防水と通気のトレードオフを通勤頻度で決める

防水と通気のトレードオフを通勤頻度で決めるのイメージ

防水ブーツは梅雨や冬の通勤を快適にしますが、夏場の蒸れと引き換えになります。年間を通した雨天運転回数で要否を判断します。月に2回程度なら防水なしで運用、週2回以上の雨天通勤なら防水必須、というラインを目安にしてください。判断を誤ると「夏場は暑くて履けない」「冬は浸水して足が冷たい」という不快感が日常になり、結局スニーカーに戻る結果になります。

よくある誤解

「とりあえず防水を選んでおけば良い」と考えがちですが、東京の年間降水日数は120日程度です。週末ライダー中心なら防水なしのカジュアル寄りモデル+シューズカバーで運用するほうが、年間の快適性は高い場合があります。

防水素材の3タイプ

市場には「ゴアテックス系」「メーカー独自防水(RSタイチのドライマスター等)」「コーティング系」の3タイプがあります。ゴアテックスは高価ですが通気性能も両立し、ドライマスター系は2万円台前半で十分な性能を提供します。コーティング系は1年程度で防水性能が落ちる前提で見ます。

ドライマスターを搭載したRSタイチ RSS006 DRYMASTER BOAは、街中にも溶け込むカジュアルデザインを保ちながら全天候対応を実現したモデルです。出典: タイチ公式通販

防水性能は購入時の性能が永続するわけではありません。年1回の防水スプレー再塗布、ソール接着部の点検を続けることで、3年経過後も新品時の8割程度の性能を維持できます。逆にメンテナンスを怠ると、メーカー公称の防水性能の半分以下まで落ちることもあります。

通気重視派の選択肢

夏場の通勤を最優先する人はメッシュ素材のライディングシューズを選びます。ただしメッシュ部分はプロテクターを内蔵できない構造になっていることが多く、メッシュ範囲が広いほど保護力は下がります。アッパーの50%以下がメッシュ、くるぶし周辺は革または合皮で覆われたモデルが妥協点です。

春夏向けメッシュシューズのガイドではダイネーゼ世田谷店のブログが詳しく、メッシュ範囲と保護力のバランスを実物比較で示しています。出典: ダイネーゼジャパン世田谷店

価格帯別の耐用年数イメージ

競合は1万〜3万円を価格順に並べるだけのケースが多いです。実際に通勤で使い倒した場合の耐用年数差で、総コストを評価します。

総コスト視点

1万2,000円のブーツを3年で買い替えると3年間で1万2,000円、9年で3万6,000円かかります。2万5,000円のブーツを補修しながら7年使うと7年で約3万円(ソール張替え5,000円×1回含む)。長期視点では中価格帯のほうが安く済むケースがあります。

1万2,000円帯エントリー

コミネ BK-088に代表されるエントリー層は、初期投資の低さが魅力です。プロテクターも最低限内蔵され、街乗り通勤では機能を満たします。一方、ソール接着部の経年劣化やファスナー破損が2〜3年で発生し、修理よりも買い替えが現実的になります。バイク初心者の「まず1足試したい」用途には適切な選択肢です。

出典: コミネ公式のフットウェアカテゴリで現行モデルと価格を確認できます。実勢価格は楽天やAmazonでセール時に1万円前後まで下がることもあるため、急がない人はタイミングを見計らうとさらにコストを抑えられます。

2万5,000円帯ミドル

RSタイチ ドライマスターシリーズやelfのカジュアル寄りモデルが中心帯です。ソール張替えや破損ファスナー交換に対応する補修パーツが純正供給されており、定期メンテナンスで5〜7年は使えます。革素材も使われており、経年で味が出る所有感も得られます。

通勤で毎日履く前提なら、結果的にこの価格帯のほうがコストパフォーマンスは高いです。職場のロッカーに収まる薄型シルエットを選べる選択肢も豊富です。

観点 1万2,000円エントリー 1万8,000円バランス型 2万5,000円ミドル
くるぶし保護 ウレタンのみ ウレタン+樹脂カップ 樹脂カップ+ハードシェル
開閉機構 樹脂ファスナー 金属YKK or BOA BOA or 金属サイドジップ
防水性能 コーティング1年 独自防水素材3年 独自防水+補修対応
想定耐用年数 2〜3年 4〜5年 5〜7年(補修込み)
9年総コスト 約3万6,000円 約3万6,000円 約3万円

街乗り通勤向けおすすめ7モデルと選び方

街乗り通勤向けおすすめ7モデルと選び方のイメージ

ここからは前章の3軸(くるぶし保護・脱ぎ履き・3年コスト)に当てはめた、街乗り通勤向けの具体的モデルを価格帯別に紹介します。読者の通勤スタイルと予算に応じて、向き不向きを明確にしながら比較していきます。

「12トンのクレーン車に左足を轢かれたが、ライディングブーツのおかげで足を失わずに済んだ」

出典: Togetterまとめ「絶対にライディングブーツは履いて」(togetter.com

1万円台エントリー(コミネ系)

初めての一足、3年で買い替え前提の入門枠です。コミネ BK-088は実勢価格1万円台前半で、サイドジップ+ウレタンプロテクターのオーソドックスな構成です。バイク用品の老舗ブランドであるコミネが長期販売している定番モデルで、レビュー数も多く購入時の参考情報が豊富です。価格を抑えながらも、最低限の保護機能は確保されているため「とりあえずスニーカーから卒業したい」段階の人に適しています。

買い時の判断

免許取りたて〜半年の初心者で、まだ自分のバイクの乗り方が固まっていない時期に最適です。1年乗ってみて「もっと防水が欲しい」「もっと歩きやすいモデルがいい」と要望が具体化してから、次の2万円台に移行する流れが無駄になりません。

BK-088 基本スペック

コミネのフットウェアカテゴリで定番モデルとして長期販売されており、ユーザーレビュー数も豊富です。アッパーは合成皮革、サイドファスナーで脱ぎ履きはスムーズです。プロテクターはくるぶしとつま先の最小構成で、長距離ツーリングには物足りませんが、片道15分以内の通勤には十分です。

重量は片足650g前後で、ツーリング向けハイカットブーツ(800g以上)と比べて軽量です。歩行時の疲労が少なく、駐輪場から職場まで歩く距離が長い人にも扱いやすい設計になっています。

出典: コミネ公式フットウェア一覧

BK-088 を選ぶ際の注意

サイズは「やや小さめに作られている」というレビューが目立つため、普段の靴より0.5cm大きめを選びます。冬場の厚手靴下を想定するならさらに0.5cm上げる選択もあります。経年でソール剥がれが出やすいため、雨上がりのウェット路面で長時間止まることが多い駐輪場運用には不向きです。

カラー展開はブラック・ブラウンが定番で、職場のドレスコードに合わせて選びます。価格が手頃なため、家族のバイク仲間とお揃いで購入する選択肢もあります。ただし「みんな同じブーツ」になると駐輪場での取り違えリスクもあるため、靴ひもの色を変える等の差別化を推奨します。

1.5〜2万円帯バランス型(RSタイチ ドライマスター系)

1.5〜2万円帯バランス型(RSタイチ ドライマスター系)のイメージ

通勤バイクブーツの売れ筋ボリュームゾーンです。RSタイチ RSS006 DRYMASTER BOAやRSS010 / RSS011がこの帯の代表で、毎日通勤するライダーから「これにして良かった」という声が集まりやすい価格帯です。エントリー帯の弱点(経年劣化が早い、防水性能が弱い)を解消しつつ、ハイエンドの過剰機能(足首ガッチリ固定、重量過大)を避けた、通勤最適化のスイートスポットになっています。価格帯としては1万5,000円から1万9,000円が中心で、セール時には1万4,000円台まで下がる商品もあります。買い替え1〜2年後、エントリー帯からのステップアップ候補としても定番です。

RSS006 DRYMASTER BOA の魅力

BOAフィットシステムを採用し、グローブをしたままでも片手で締緩できます。アッパーには独自防水素材ドライマスターを採用し、雨天通勤を快適にこなせます。デザインはカジュアルスニーカーに近く、職場でのロッカー保管時も周囲の目を引きません。

BOAワイヤーの予備や交換パーツが流通しており、ワイヤー切れトラブルでも数千円で修理可能です。出典: タイチ公式通販 RSS006

RSS010 / RSS011 防水ライディングシューズ

サイドジップ+ドライマスターの組み合わせで、見た目はミドルカットスニーカーに近いシルエットです。BOA非搭載のためBOA特有のスポーティな外観が苦手な人に向きます。スーツ通勤でも違和感が出にくいレザー調の質感が特徴です。

出典: タイチ公式 RSS010 / RSS011

RSS010とRSS011の違いは主にカラー展開とアッパー素材の細部です。RSS010はベーシックなブラック中心、RSS011はカラーバリエーションが増えた仕様で、機能性能は同等です。デザイン優先で選んで問題ありません。サイズ感はRSタイチ全般に小さめ傾向のため、普段サイズ+0.5cmを基準にしてください。

2〜3万円ハイバランス(elf/フォルマ等)

長期所有で「修理しながら使う」派の本命価格帯です。製品寿命5年以上を前提に、補修パーツ供給とアフターサービスの厚さで選びます。価格だけ見ると敷居が高く感じますが、5年で割れば年5,000円程度のランニングコストです。エントリー帯を2年で買い替えるよりトータルで安く、所有満足度も高くなります。革素材の経年変化を楽しめる点も、毎日履くブーツとの相性が良好です。海外ブランドの正規代理店経由なら、サイズ交換や初期不良対応も日本語でスムーズに進みます。

アフターサポート視点

RSタイチやelf日本代理店はソール張替えサービスを提供しています。費用は5,000〜8,000円程度で、新品購入の3分の1以下のコストで「次の3年」を買い足せます。出典: タイチ公式シューズ特集

elf シナーロ/シンテーゾ系

イタリアブランドの日本代理店ラインアップで、デザイン性と機能性の両立に定評があります。シナーロは街乗り通勤に最適化されたミドルカット、シンテーゾはツーリング併用向けに設計されています。価格はelf公式オンラインや正規取扱店で確認できます。

レザー+合成素材のハイブリッドで、3年経過後も革部分のエイジングを楽しめる所有感の高さが魅力です。サイズ展開は38〜46(EUサイズ)で、日本人の足型に合わせて細部が改良された日本仕様も存在します。輸入仕様より日本仕様のほうが幅広で履きやすいという口コミが価格.comに集まっています。

フォルマ アドベンチャー系の街乗り転用

本来はアドベンチャーバイク向けですが、ローカット寄りモデル(フォルマ アーバン等)は街乗り通勤に転用しやすいです。アドベンチャー設計ならではの耐久性が、毎日使用の高頻度通勤で活きます。アッパーの厚みと縫製の強度はカジュアル系より一段上のクオリティです。

サイズ展開は欧州規格中心で、日本人の幅広足には1サイズ大きめが合うことが多いです。代理店経由で正規購入すると保証もついてくるため、並行輸入よりも長期的に安心です。

スニーカー型(くるぶしプロテクター内蔵)

カット高は控えめながら、くるぶし位置に樹脂プロテクターを内蔵したハイブリッド設計です。職場のドレスコードが厳しめでも違和感なく履けます。歩行距離が長い職場、駐輪場〜オフィスが500m以上の人、エレベーターのないオフィスビルで階段移動が多い人にとって、ハイカットの重さが負担になりません。安全性をある程度確保しながら、日常使いの快適さを優先したい人向けの選択肢です。バイク降りた後の歩行・電車移動・ランチ外出など、降車後のシーンが多い通勤者ほど、このカテゴリーの価値が上がります。価格帯は1万8,000円から2万5,000円で、ミドルクラスに位置します。「保護力はそこそこで良いから、毎日履きやすいモデルが欲しい」というニーズに正面から応えます。

RSタイチ RSS011 サイドジップ

スニーカー寄りシルエットでサイドジップ脱ぎ履きが速いタイプです。プロテクターはミニマムですが、街乗り通勤の範囲では十分機能します。職場でのロッカー収納時に他のスニーカーに紛れ込んでも違和感がない外観で、バイク通勤を「目立たせたくない」職場に最適です。

歩行距離が長い職場(駐輪場〜オフィス500m以上)の通勤者には、このシルエットが疲労軽減につながります。アッパーが柔らかいため、最初の数日は「履き慣らし期間」が必要ですが、1週間ほどで足になじみます。出典: タイチ公式

BOA採用カジュアル系

RSS006 DRYMASTER BOAに加え、各社からBOA採用のカジュアル寄りシューズが登場しています。スニーカー型でBOA搭載かつ防水という3条件を満たすモデルは、通勤特化の最適解になりつつあります。価格は2万円前後が中心です。

BOAは慣れるまで「締めすぎ」になりやすい点に注意します。最初の1週間は緩めに設定し、足の浮腫みやすい夕方に微調整する習慣をつけると、長時間装着でも快適さが続きます。BOAワイヤーは細いほど切れやすいため、太めワイヤー採用モデルを選ぶと寿命が延びます。

用途別マトリクス表

用途別マトリクス表のイメージ

通勤スタイルと予算から、推奨モデル群を一望できる表にまとめました。あなたの状況に近いマスを起点に候補を絞ります。テキストだけで読むと「結局どれが自分向きか」が見えづらいので、マトリクス形式に整理することで判断スピードを上げます。複数候補が浮かんだら、優先順位の高い軸(くるぶし保護なのか脱ぎ履きやすさなのか)から再ソートしてください。

使い方

列=予算、行=通勤スタイル。マスに該当する候補が「あなたの最初に試すべき1足」です。複数該当する場合は予算優先で決めると判断が速いです。

マトリクス読み解きのコツ

上のマトリクスは「あなたの状況に近い1マス」を見るだけで候補が決まるよう設計しています。例えば「片道30分以上+雨天運転あり+スーツ通勤」なら、RSS010 / RSS011(防水+レザー調)が最初の候補になります。「片道15分以内+週末ライダー+カジュアル服装」ならコミネ BK-088で十分です。

マトリクスはあくまで初期絞り込み用で、最終決定は店頭フィッティングで決めることを推奨します。同じサイズ表記でも、メーカーごとに足型の幅が異なるためです。

タイプ別の最終推奨

ここまでの判断軸と価格帯別の特徴を踏まえ、典型的な通勤者タイプ別に推奨モデルを再整理します。免許取得から半年以内、まだバイクの乗り方が固まっていない人はコミネ BK-088から入ります。最初の1年で「もっと欲しい機能」が見えたら、次は2万円台にステップアップする運用が無駄になりません。

毎日40km以上走る通勤メインの人はRSタイチ RSS006 DRYMASTER BOAかelf シナーロ系を選びます。補修パーツ供給を確認したうえで、5年以上の長期所有を前提に予算を組みます。スーツ通勤・職場印象重視派はサイドジップのレザー調モデル(RSS010 / RSS011等)が、ビジネスシーンとの相性で安心です。あなたが該当するタイプの推奨を起点に、最初の1足を決めてください。

失敗しやすい選び方3パターン

競合記事ではあまり言語化されない「買って後悔したパターン」を3つ整理します。事前に知っておくことで、無駄な出費と再選定の手間を回避できます。バイク用品はサイズ感やフィット感がモノを言うため、購入後の失敗気付きから返品まで時間がかかり、その間スニーカー通勤に逆戻りするのもよくある話です。3パターンの「あるある」を把握して、買う前にハマらないようにしましょう。

パターン1: ハイカット信奉

「安全だからハイカット」と思い込み、ツーリング用ハイカットを通勤に転用するパターンです。足首固定が強いほど歩行時の疲労が増え、駐車場〜オフィスが500mある場合は毎日のストレスになります。歩行距離100m以下ならハイカット、それ以上ならミドルカットを基準にしてください。

ハイカットを選んで後悔した人のレビューで多いのは「靴擦れがアキレス腱にできた」「夏場の蒸れで足が臭くなった」という声です。ツーリングなら数時間で目的地に着くため気にならない不快感も、毎日の通勤では強いストレスになります。

パターン2: 量販店の「バイク用」表記だけで選ぶ

量販店の「バイク用」コーナーには、プロテクター内蔵を明記していない簡易モデルも並びます。商品ラベルに「アンクルプロテクター」「シフトパッド」等の具体的機能記載がない場合、見た目だけのファッションブーツである可能性が高いです。安全機能は具体的記載で確認します。

同じ売り場でもバイク用品専門コーナーと一般作業靴コーナーが隣接していることがあり、間違って作業靴を選ばないよう注意します。バイク用品専門店の店員に「街乗り通勤用、くるぶし保護重視」と伝えれば、適切な商品群へ誘導してくれます。

パターン3: サイズ慣性で買う

普段スニーカーで26.5cmだから26.5cmのブーツを通販で買うと、メーカー差で1サイズずれることがあります。RSタイチは小さめ、コミネはやや大きめ、elfは標準的という傾向です。可能なら店頭で実物を試してから通販に切り替えるのが安全です。

足幅(ワイズ)も日本人と欧米人で異なります。輸入ブランド(elf、フォルマ、SIDI等)は細めの作りが基本で、足幅が広めの人は1サイズ大きめでも合わない場合があります。試し履き時は普段の靴下+実走想定の体重移動で、母指球の窮屈さを確認してください。

店頭フィッティングと長期使用のコツ

店頭では普段の靴下と同じ厚さの靴下を持参し、実際にバイクに乗る想定の姿勢で5分以上歩きます。シフト操作時の足の角度(足首を内側にひねる動作)でつま先の干渉がないか、サイドジップが膝に当たらないかを確認します。通販ではメーカー直営オンラインかバイク用品専門店を選び、サイズ交換ポリシーを購入前に確認します。RSタイチ公式通販やWebike、ナップス等の専門店はサイズ交換ポリシーが明確で、自宅で試着→サイズが合えば屋外利用、という運用ができます。

購入後は週次・月次・年次の3レベルでメンテナンスを習慣化します。週次は乾いた布で表面の埃をはらい、月次はミンクオイルか合皮用クリームで保湿します。年1回は防水スプレーを再塗布し、ソールの摩耗状態を記録します。ソールの溝が新品時の3分の1以下、アッパーのひび割れ、防水性能の低下、サイドジップの引っかかり、インソールのへたり。この5つのうち2つ以上該当したら買い替えを検討します。

実装チェックリスト

ここまでの内容を踏まえ、購入前に必ず確認すべき項目を箇条書きにまとめました。1つでも引っかかる項目があれば、別モデルも比較対象に入れることを推奨します。あなたの通勤スタイルに完全に合致するモデルが見つかるまで、焦って決めないのが失敗を避ける最大のコツです。チェック項目は5つあり、すべてクリアできるモデルを「最初の1足」として選びます。週末や深夜にネット注文する前に、一度プリントアウトして手元に置きながら検討してください。

次にやること(最短ルート)

  • コミネ BK-088 が向いている人: 初心者で初めての1足、片道15分以内の通勤、まずは安く試したい
  • RSタイチ RSS006 DRYMASTER BOA が向いている人: 毎日通勤、雨天運転あり、片手着脱を重視、スポーティ外観OK
  • RSタイチ RSS010 / RSS011 が向いている人: スーツ通勤、レザー調を希望、サイドジップに慣れている、防水必須
  • elf シナーロ系が向いている人: 5年以上の長期所有、補修しながら使いたい、デザイン性も重視
  • スニーカー型(BOA採用カジュアル系)が向いている人: 歩行距離500m以上、ローカット寄り希望、職場でも違和感なく履きたい

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